mission01

企画の背景

2013年度第1回目の科学技術戦隊ワークショップは、2013年4月20日(土)~21日(日)に実施した。参加者は、東京大学ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー育成プログラム(GCL)受講生と情報学府大学院生の合計15名である。ファシリテータは、水越伸(情報学環・教授)、大谷智子(東京大学大学院情報理工学系研究科・客員研究員/東北大学・助教)の2名であった。

どんなワークショップ?

▼グループワークの課題

日本の社会問題を打開するための新しい学校(new school)を構想する。

 

▼発表の形式

発表の方法は、寸劇や紙芝居などを取り入れてもよいことを伝え、以下の点に留意することを伝えた。(1)戦隊の名前、決めゼリフ、ポーズを冒頭に必ず入れること。その際、戦隊の名前や構成員の特技を紹介し、提案について発表すること。(2)提案する「新しい学校」での1日の生活がどのようになるのか、分かるようにすること。

プログラム

1日目
13:00~13:20

オープニング

13:30~14:00

ミニレクチャー
山内祐平 先生(東京大学大学院情報学環教授)
堤可奈子 先生(東京大学高齢社会総合研究機構特任研究員)

14:00~16:00

グループワーク

16:00~17:00

1日目のまとめ

 

2日目
10:00~10:05

オープニング

10:05~11:35

グループワーク

11:35~11:45

休憩

11:45~13:00

発表および合評、ディスカッション

13:00~13:15

まとめ、全体ふりかえり

13:15~14:00

クロージング

ワークショップの成果

▼ワークショップの様子

○ミニレクチャー

山内先生は、世界の大学で行われているオープンコースウェアの紹介から、ご自身が関われているMOOC(Massive Open Online Course)と反転授業についてレクチャーしてくださった。講義のあり方の変化に伴って広がる可能性が、教育環境の格差問題の解決につながる糸口となりうることを指摘した。

堤先生は、まずは、気づいていそうでいなかった超高齢社会における問題を幾つか紹介してくださった。高齢社会を具体的にイメージしてもらうための取り組みを紹介した。

 

○アイスブレイク

まずは、グループ内で自己紹介をしてもらった。自分の所属や特技などをコースターの裏に書き、相互に見せ合いながら話した。多くが情報理工学研究科に所属する学生であったためか、普段の講義では聴かないミニレクチャーの内容に衝撃を受け、レクチャーの話題をきっかけに話し始めるグループもあった。

 

○グループワーク

参加者の多くは、4月から開始された東京大学ソーシャルICTグローバル・クリエイティブ・リーダー育成プログラム(GCL)受講生であった。所属研究科が異なるため、出会うことがなかった異分野の学生同士である。今回も、グループは、専門分野が重ならない構成にした。異分野のメンバーに、自分の意見を説明するのに苦戦していたが、図を描いて何度も丁寧に説明し、協力している様が窺われた。

 

○発表

まず、グループの提案を明確に示した戦隊名とポージングを表現した。その後、自分たちのグループの提案による「1日の生活」を分かりやすく寸劇で示す。最後に、その詳細について補足説明を各人が行った。時間ぎりぎりまで意見調整をしていたグループは、寸劇をすることはできなかったが、意見をどのようにしてまとめていったかを解説し、参加者らに提案を理解してもらえるよう努めていた。全グループの発表後、他のグループのメンバーらを含めた質疑応答を行った。

ふり返り

○mission01全体として

mission01では、ワークショップやグループワーク経験がない学生が多く参加していた。東京大学の学部からそのまま大学院進学した学生にとっては社会人との協働作業などの初めての経験が多く、戸惑いやショックを受けている様子が窺われた。しかし、GCLプログラムに参加しているだけあって、これらの困難を前向きに捉える学生が多かった。異分野や異なる年齢層の方々と、どうやって話し合っていけばいいか、1日目終了時から2日目のワークショップ開始時間まで、懸命に考えたと話す学生もいた。後日談として、このワークショップ参加をきっかけに、異なる意見にも傾聴する習慣が身についたことや、他の研究科のGCL学生との交流を持つようになったという報告が、参加学生からあった。

開催日時

2013.4.20-21

場所

東京大学工学部新2号館92B

参加者・人数

GCL生11名

講師/ファシリテーター

水越伸(東京大学大学院情報学環教授)、大谷智子(東北大学電気通信研究所助教、東京大学大学院情報理工学系研究科・客員研究員)

原稿執筆:大谷智子