Workshop Study Meeting #03

In this workshop, presentations were made by three Finnish academic researchers staying in Tokyo for a joint research project conducted by Professor Shin Mizukoshi of Tokyo University and Mikko Villi of Helsinki University. Mikko Villi gave an overview of Helsinki University and the research field of media and communication in Finland. Marketta Kyttä of the Aalto University School of Engineering and Kari-Hans Kommonen of the Aalto University Media Lab gave general reviews of their departments and their research projects. They also explained their ways of conducting interdisciplinary projects and workshopstyle classrooms. After their lectures, there was very active discussion.

企画の背景

「井の中の蛙、大海を知らず」ーーこれは学生だけではなく、広く日本の大学関係者みなが共有すべき教訓である。参加型民主主義、コミュニティや情報デザインなどで先進的なフィンランドの大学における授業やワークショップのありかたを学ぶことは、GCLの指針を確認する上で有効だと考えた。また、来日研究者との英語によるディスカッションはGCL 学生らにとってよい修行の機会だと考えた。

どんなワークショップ?

日本学術振興会二カ国間交流事業協働研究(Co-Design of Digital Storytelling System with Geographic Infromation=空間情報を組み込んだデジタル・ストーリーテリングの共創的デザイン、代表:水越伸、ミッコ・ヴィッリ)のために来日したフィンランドのヘルシンキ大学(メディア・コミュニケーション論)、アールト大学(情報デザイン、都市工学)の研究者らが、フィンランドの大学のあり方、とくに文理越境のしかた、社会連携・産学連携の進め方、ワークショップ型授業のあり方などについて講演をし、質疑応答をおこなった。

本WS は英語でおこなわれた。

プログラム

10min

趣旨説明

60min

フィンランドの3研究者によるプレゼンテーション

50min

ディスカッション

ワークショップの成果

フィンランドの2大学3組織における参加型授業のあり方の概要を共有することができた。GDWS のワークショップが持つ特性を浮き彫りにすることができた。 2014年9月にアールト大学に滞在したGCL 学生らの意見を聞くことができ、その他の学生らと共有することができた。

ふり返り

GCLなど大学院レベルでのワークショップ型活動を定着させるためには、学事歴や大学の教育サポート体制のあり方自体を構造的に変革しなくてはならないことがわかった。一方で、GDWS がおこなっているデザイン・マインドを持ったワークショップの有効性をあらためて確認した。

アイテム

白板、プロジェクター

開催日時

2014.9.30(火)12:15-14:00

場所

東京大学本郷キャンパス情報学環福武ホール・会議室

参加者・人数

参加人数:15名
GCL 学生、GCL 特任助教、GCL RA 他

講師/ファシリテーター

Speakers:
Mikko Villi ミッコ・ヴィッリ
(ヘルシンキ大学・メディア&コミュニケーション)
Kari-Hans Kommonen カリハンス・コモネン
(アールト大学・メディアラボ)
Marketta Kyttä マルケッタ・キッタ
(アールト大学・都市工学)

Chair:
Shin Mizukoshi 水越伸
(東京大学大学院情報学環教授)
Hideki Koizumi 小泉秀樹
(東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻教授)

原稿執筆:水越伸