The Role of ICT for the Machizukuri of Japan's Shopping Streets

How do we approach for Japan’s Shopping Streets, which are/were center in city?

Mr. Sugisaki introduced some cases of Machizukuri at Shopping Streets, that he experienced in Kashiwa-shi.etc. Mr.Arata explained the history about Shopping Streets from various angle, then pointed out the importance of consideration as the problem about social policy, housing policy, and commercial policy. The example of such comments was given below.It is important for Machizukuri at Shopping Streets to consider ICT in a broad sense, for example, communication of face to face is also ICT in Shopping Streets.

概要

12月までのセミナーに引き続き、1月も開催した。1月のテーマは「商店街まちづくりとICT」。都市の「顔」を担っている、あるいは担っていた商店街をいかに考えるか。今後の商店街まちづくりに求められるアプローチやICTとは何か、をテーマとした。

講師の杉崎氏からは、学生の頃から、千葉県柏市などの商店街で地元の商店会の人と共に行ってきたまちづくりの取り組みの紹介があった。どの事例でも共通して重視してきたのは、商店街内部でのコミュニケーションを促すこと、商店街外部とのお見合いの場をつくることだったとまとめていた。また、大森駅周辺の商店街のまちづくり事例について、空き店舗を活用して地域の情報発信の場を創出した取り組みの紹介があった。

講師の新氏は、まず根底にある問題意識として日本の雇用問題を指摘。つぎに商店街の歴史を整理し、社会政策、住宅政策、商業政策として総合的に商店街を考えるべきだと指摘があった。一方、近年はインターネットコミュニティから物理的空間にフィードバックする事例が多く生まれており、ICTとまちづくりの関係性について期待をよせた。

レクチャーの時間が長くなってしまい、議論は十分にできなかったことが反省点としてあげられるが、最後に参加者一人一人から意見がよせられた。商店街では商いをするだけでも公共的な意味があること、組織に若い人が入っているなど新しい風があることが魅力的な商店街づくりにつながるのではないかなどの意見があった。また、face-to-faceのコミュニケーションなど、商店街まちづくりにおいては広い意味でICTをとらえることの重要性が指摘された。

プログラム

10min

趣旨説明、講師紹介

60min

杉崎氏レクチャー
「商店街 × まちづくりに関わながら考えていたこと」

60min

新氏レクチャー
「東京大学ICTプロジェクト」

50min

議論

開催日時

2014.1.21

場所

東京大学工学部14号館 222(DUE Lounge)

参加者・人数

10名:学年別内訳:B4(1)、M1(2)、M2(1)、まち大(1)、D(2)、OB(2)、その他(1)

講師/ファシリテーター

講師
新雅史(社会学、学習院大学非常勤講師)
杉崎和久(京都市景観・まちづくりセンター、東京理科大学非常勤講師)

ファシリテーター
後藤智香子(GCL 助教)、宋知苑(GCL/GDWS RA)

原稿執筆:後藤智香子