Community×University: A Unique Community Building Partnership
Recently, the importance of partnerships between universities and local communities has been increasing. In fact, some universities have done studies to help and develop local communities. URBAN×ICT workshop #03 aimed to think about the meaning universities have in their communities and the role universities play in those communities. This workshop involved a lecture by Dr. Uchihira and a discussion.
Firstly, Dr. Uchihira introduced some activities that were conducted in local communities by students, which were supported by the Eco Human Center, University of Hyogo. He explained the positive impact these activities have had on these communities. Then he highlighted one of the student activities that entered and won an ENACTUS (formerly known as Students in Free Enterprise) Japan contest. The story demonstrated the importance of‘thinking globally and acting locally.’ After the lecture by Dr. Uchihira, the students made some comments and asked some questions about his lecture on Post-it notes. The facilitators checked them and led a discussion between Dr. Uchihira and the students about the current state of community development in Japan and the impact of community involvement on both students and the community.
企画の背景
近年、コミュニティにおける様々な問題の解決に対して、多様な知的資源を有する大学への期待が高まっており、全国各地で大学の地域貢献に関する試みが行われている。そこで今回は、大学が地域に果たす役割と可能性について改めて考えるWSとした。
今回は内平准教授を講師に招き、その取組みをうかがう時間を十分に設け、その後の議論はインタラクティブとなるよう留意しながら参加者全体で行うこととした。
どんなワークショップ?
*大学と地域の連携プロジェクトを実践する内平氏によるレクチャー「学生が動けば地域もかわる?ー地域連携と人間学」を実施。学生連携プロジェクトの実践例のみならず、そうした実践をENACTUS Japan(大学生の社会起業プロジェクト)で発表し優勝したというエピソードもあり、その発表の様子を動画で鑑賞。これは「ローカルを極めることがグローバルになる」というモデルであり、GCLとしてもとても参考になった。
*その後、学生にレクチャーの感想や質問を付箋に書いてもらい、教室前方の黒板に貼った。2名のファシリテーターは、それらの意見をKJ法で整理し、それをもとにしながら連携による学生や地域の変化、東京で同じようなことができるかについてなど、議論を深めた。
プログラム
5min | 趣旨説明 | |
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60min | 内平先生によるレクチャー | |
15min | ポストイットに書き出し | |
60min | 全体でのディスカッション | |
10min | まとめ |
ワークショップの成果
・以下のような内容の議論が交わされた。
— エコヒューマン地域連携センターの仕組み(基金等)について(より詳しく内平氏に説明していただいた)
— エコヒューマン地域連携センターの取り組みを通じた地域リーダー育成について
— 東京で同様の取り組みは可能か
— 高齢化の課題にどう対応できるか
ふり返り
・今回は内平氏のレクチャーの時間を十分にとり、大学と地域連携の様々な実践活動を紹介していただいた。このレクチャーは学生に様々な学びや気づきを与え、WS後に実施したアンケートでも「大学生でもこんなに地域を動かせる力があるのだということに、驚きました」「地域の中での大学の果たすべき/果たせる役割についての知見が深まるとともに、具体性をもったプラクティカルな取り組みの例を知る事ができたことは大変有意義でした」といった声が多く聞かれた。
・後半の議論は、参加者が10名と多くなかったため、ファシリテーターがインタラクティブな議論ができるよう配慮しながら、参加者全体で行った。WS後に実施したアンケートでも「ワークショップ形式のインタラクティヴな講義も大変良かったです」「レクチャーもしっかり聞けて、質疑応答もじっくりできたのでよかったです」といった声が聞かれた。
アイテム | 黒板 |
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開催日時 | 2014.7.8(火)18:00-20:30 |
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場所 | 東京大学本郷キャンパス工学部2号館9階92B教室 |
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参加者・人数 | 参加人数:10名 |
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講師/ファシリテーター | 講師:内平隆之 |
原稿執筆:後藤智香子