概要

2013 年7月28日、「PR Movie Workshop」を実施しました。GCLで学ぶ上で欠かせないのが、「ワークショップ」というキーワードです。ワークショップとは、「新しい学びと創造の手法」と呼ばれたり、「創ることで学ぶ活動」と表現されたりしますが、その本質や面白さは、言葉で説明されてもなかなかつかみにくいものです。

「PR Movie Workshop」では、「ワークショップとは何か」について理解を深めることを目標にしながらも、ある実在するワークショップを題材に、そのワークショップの魅力を伝えるための「映像作品」を制作することに挑戦しました。ワークショップの魅力を映像で他人に伝えるためには、ワークショップの本質について、さまざまな角度から考える必要があります。映像を構想し、編集する作業自体も面白いと思いますが、その活動を通してワークショップについてより理解を深めていただければと実施しました。

前半では、書籍『ワークショップデザイン論：創ることで学ぶ』をもとに、著者である山内・安斎からワークショップの歴史や特徴、ワークショップをデザインする際のプロセスや注意点について簡単に解説を行いました。後半では、デザイナーの猫田耳子さんの支援のもと、GCL-GDWS でおなじみの「科学技術戦隊ワークショップ」を題材に、参加したことがない人にもその魅力が伝わるようなPR ムービーを制作しました。制作は4 グループに分かれて行い、グループごとに「学習内容」「活動内容」「企画者側の意図」「授業との差異」など着目するポイントを変えて、映像を制作しました。実際に自分たちの体験したワークショップを映像にまとめる過程で、ワークショップが持つ特徴や魅力について、理解を深めることが出来ました。