The Kiki-Kaki Map: The Technology for Community Development of Preventing of Crimes by Utilizing ICT
“Urban × ICT 05” was held on October 31, 2013. The guest was Mr. Yutaka HARADA.
As the first part, he explained us that “What is Kiki-Kaki map?” and “why he made this tool?” In his lecture, he showed us that this tool made people make a note easy at the field survey, by matching the time of a GPS and a recorder. His message through the lecture is that “it is important to design the ICT technology as everyone can use it easily. For this, the reasonableness of its price or using ICT for only requisite part is important.” This message seemed to give the GCL members a kind of impression.
The latter half is the discussion, as the extension of the questions and answers about the contents of lectures. By handling the Kiki-Kaki map in practice, GCL members and other participants made a good discussion with the lecturer. Their point of discussion seemed to focus, “For whom”and ”What kind of ICT technology” they have to provide to make people happy. They discussed and exchanged their point of view each other.
概要
2013年10月31日、Urban × ICT 05「聞き書きマップ:ICTを利用した、防犯まちづくりのための技術とその活用事例」が開催されました。ゲストには、科学警察研究所・犯罪行動科学部の原田豊氏をお招きしました。
前半のレクチャーでは、聞き書きマップというGPS・音声録音を、時刻で対応付けを行い連動させ、フィールドワークにおけるメモ作成の手間・負担を軽減し、さらに、その結果を、GISにより、地図上にマッピングできるツールの開発・活用事例の紹介を行いました。
レクチャーを通して伝えていただいた、「安価だったり、必要な個所に適切にICTを使用したりして、『誰でも使える』ものにする」、「全てをICT技術で固めてしまうと、防犯パトロール活動の中心になりうる高齢者では逆に使いづらくなってしまう」といったメッセージは、これからの高齢化社会におけるICT技術の普及・利活用の際に、我々が考えておかなければいけないことであり、この言葉には参加したGCLメンバーも感銘を受けたようでした。
後半では、前半の質疑応答の延長として、実際に聞き書きマップを触りながらGCLメンバーと他の参加者がその感想、課題などについて原田氏とともに議論を行いました。GCLメンバーからは、「記録の管理方式について、Library型にすることは可能か?」「ライセンス料や広告収入を考えれば、より持続可能な仕組みにできるのではないか」「自分自身が関わっている別のプロジェクトでもフィールドワークで取り入れたい」といった意見、コメントをいただきました。「どのようなICT技術を」「誰のために」「どのようにして」提供するべきかという点について、改めて考え直すことのできる議論であったと思います。
プログラム
18:00-19:00 | 聞き書きマップに関するレクチャー | |
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19:00-19:05 | 無線通信技術とその活用事例に関する講義 | |
19:05-20:00 | 質疑応答とそれに関するディスカッション、まとめ |
開催日時 | 2013.10.31 |
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場所 | 東京大学工学部14号館 141教室 |
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講師/ファシリテーター | ゲスト ファシリテーター |
原稿執筆:関口達也